私がポークを食べられなくなった訳

懸賞 2008年 08月 13日 懸賞

あまりにアホらしくて
親しい人にしか話してなかったのですが

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あれは1年前の2月14日

多忙を理由に帰らなかった実家の母が
手術をする当日

その年は雪の少ない冬で
真っ白な雪が見たい・・・と 
毎日 切に願っていました

hanaオープンから半年で
慌ただしく めまぐるしい日々が続き
やっと 休みをとり
高速バスで 一路 故郷へ・・・


ワァ~!雪だ~!
疲れた心が 毎日求めていた
雪景色が・・・
何もかも 真っ白に被い尽くして 始まりのページにしてくれる
銀世界の魔法が・・・
一晩のうちに ドカ雪が降ったのだそうで・・・

「きっと神様が 疲れた私を癒そうと
 プレゼントしてくれたんだわ~」などと
いつものように自分に都合よく解釈して・・・


ふと 並走するトラックを見ると
吹きさらしの荷台に
ギューギュー詰めにされた 豚さん達が・・・
ピンクの肌に 赤い×印をつけられ
つぶらな瞳は 悲しみに濡れ
身動きがとれないほど ギューギューに・・・


あ~! ごめんなさい
食べないから・・・
せめて 私だけでも もう食べないから・・・
ごめんなさい・・・


日頃の疲れと
母の手術の無事を祈る気持ちと
念願の銀世界を見た感動と
いろんなものが ゴッチャになって

まさに その瞬間
豚さんの ピンクの背中に 誓ってしまったのです

あれから2年半


いつも お肉食べに行こうって誘われるのに
付き合い悪くてごめんなさい

恥ずかしくて言いにくかったのです
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あ~!スッキリした♪

by yukipatorin | 2008-08-13 00:10

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